釣  行  記

日時2004年1月10日(土)22:30〜1月11日(日)6:00
場所外房 興津港 小湊漁港
潮周り大潮
天気晴れ・強風・うねり
ターゲットアジ



20年振りの房総

 学生時代、cellozoは海洋生物学講座というものに席を置き、チェロの練習の傍ら(!)魚の生態を研究していた。大学院時代には 天草の臨海実験所に居を移し、やはりチェロの練習の傍ら(!!)毎日毎日海に潜っては海産カジカ類の生態を観察していた。 所謂アナハゼ、アサヒアナハゼ、そしてメインはサラサカジカという種類である。彼らのオスは立派なペニスを持ち、 交尾をするという珍しい生態をもつ。それは実に体長の1/7もの大きさにもなる。同じ交尾をするカサゴやメバルなどの 申し訳程度の交接器と比較してもその差は歴然としている。アナハゼ2種の交尾は電光石火、ほんの一瞬で終わってしまうが、 サラサカジカは30秒以上の長い交尾をする。さらにそのメスはホヤの中に卵を産み付けるという特異な産卵形態を 有する・・・。

 とまあ、2年間チェロの練習の傍ら(!!!)彼らの生態を追いかけていたらこんな事が判ったっていうことです。
 結局前置きばかりで何が言いたいのかというと、魚を追いかけ、チェロばかり弾いていたので就職浪人してしまったんです。 そして大学院修了後、研究生という身分になって(結局は体のいい就職浪人)就職活動がてら(鴨川シー○ールドだったような)、 外房の小湊にアナハゼ採集に行ったって訳。その時はかろうじてやっと1尾、それもオビアナハゼという珍しいアナハゼを 素潜りにて採集しました。その時の標本は今でもホルマリン付けとなって実家に大切に保管されております。東京水産大学 小湊実験所の皆さん、その節はいろいろとありがとうございました。

 さてここでやっと本題。斯くの如く、今回房総へ繰り出すのは約20年ぶりのことなんである。20年ぶりの房総は どこもかしこも変わっていた。16号線のバイパスができているのも知らず、千葉市内を通り通過するのにえらい時間が かかってしまった。結局、実家の取手から最初の目的地勝浦へは3時間半を要した。
 ここへ釣りの為に訪れたのは、以前高校生の時以来だから実に30年ぶりということになる。やはり30年も経つと 記憶はほとんど薄れているのだが、それでも大分様子が変わっていたという印象を受けた。外側の堤防が大分堅牢に なったような気がした。
 ここでしばらく様子を見たがあまり芳しくなさそうだったので、次の候補地興津港に向かう。ここはネットの 情報でよく実績が上がっていたということで選んだ。
 23:00頃、下の写真の先端部で6,7人程がアジを狙っていた。西風が強い中、吹き流し仕掛けを超遠投して (多分70m以上飛ばしているようで、目の悪いcellozoにはケミ浮きの位置が確認できなかった)2本針仕掛けで 結構上げていた。中には27cmという型も上がっていた。ただ釣り場が狭く、当たるポイントは限られているようで、 皆ピンポイントを争うように投入していた。cellozoもポイントの隅の方で参戦したが、根掛かりばかりで、おまけに 寒さに耐え切れず、結局何の感触もなく1:00頃白旗を揚げた。
興津港、翌朝の光景左写真の拡大図

 その後2時間程仮眠して場所移動、小湊漁港に向かう。
 ここでは釣り人は見えず車で寝ているのか、一組竿だけが放置されていた。釣れる気はしなかったが車は横付けできるし、 風もそれほど影響がなかったのでここで糸を垂れることにする。
 仕掛けは吹き流しの投げ浮きとトリックにする。結果は朝完全に日が昇るまで粘ったがトウゴロウばかりでアジの顔を 拝むことはできなかった。途中暇つぶしに釣れたトウゴロウを餌に3号の磯竿を投げ込んでいたら、1度だけ大きな当たりが あったがハリス切れでばれてしまった。近くの釣り人がアジ狙いで40cmほどのヒラメを上げていたので、多分ヒラメ かなんかだったのだろう、結構悔しい思いをした。


松部港の風景。
このおじさんが爆釣を演じていた。
 というわけで今回も前回に引き続き惨憺たる結果に終わってしまったが、ただ新規の釣り場偵察という意味では間違いなく 収穫があったと思う。うわさには聞いていた興津の大アジも目の当たりにできたし、帰り際立ち寄った松部港ではアジの爆釣 を目撃した。ここではほんの10分ほどの観察する間、その釣り人は瞬く間に10尾以上を釣り上げていた(前日は150尾上げたそうな)。 我鹿嶋の状況が芳しくない中、これでまた少し釣り場の選択肢が広がったわけで、また次回の釣行に望みをつなげることが できるというものである。また次回2月に期待したい。







という訳で

voozu