釣 行 記
日時
2004年4月17日(土)17:30〜4月18日(日)5:30
場所
勝浦漁港 墨名堤防
潮周り
中潮
天気
晴れ・風やや強のち凪
ターゲット
アジ
水温
17℃
夢の50尾超、悲願達成
暮れなずむ勝浦港
今回の釣行はどこに行くか直前まで迷いに迷った。NOAAの画像を見ると鹿島もどうにか13℃ライン の薄茶色がかかるようになってきた。しかし日々チェックしていると再び11℃台の薄水色に戻っていたり で、変動が激しく水温の安定には程遠い様子だった。ネットの情報を見ても未だに鹿島からのアジ便り、 イシモチ便りはきかれない。ここはもう房総しかない、「mino式カゴ天秤」の試し釣りでもするか ということで勝浦港を目指すことにした。
いつものように春日部を11:00に出発し取手経由で(実家に長男を預ける為)、 房総のロング・アンド・ワインディング・ロードをひた走り 勝浦港に到着したのは17:00だった。(実に6時間!)それでも今までにない画期的な到着時間である。
まだ日は高く、港付近を観光客が半袖姿で散策を楽しんでいた。 そんな光景を横目に、そそくさと釣具を車から降ろし、一目散に墨名の長い堤防を目指した。
釣具一式
バッカンの中身
オキアミの付け餌とコマセを詰める
グレープフルーツ用のスプーン
今回の道具立ては2種類用意。 ひとつは港の内側で釣れている時の為に、のべ竿仕掛けの1号磯竿。 もうひとつは堤防の外側で、勿論今回の最大の目的である
「mino式カゴ天秤」
を試すための3号の磯竿である。
キャリーにはクーラーとバッカンのみ。バッカンの中身はコマセバケツに仕掛け入れ、 餌の付けアミ、水汲みバケツ。足場の悪いテトラ上での釣りのため、いたって 身軽なシンプルな装備である。竿掛けあり、発電機ありの超重装備の鹿嶋での釣りでは考えられないいでたちだ。 バッカンは不安定なテトラの上に物を置く場合かなり安定感があり重宝だ。道具箱等 硬い素材の物を直接置くよりも数倍安心感が得られるのだ。
さて、堤防の中ほどに到着し回りの状況を観察する。港の内側では何名かのべ竿で アジを狙っていたが、余り芳しくなさそうだった。振りかえって堤防の外側は全く釣り人の 姿なし。海は結構うねりがあり、波頭がテトラに砕け散って広範に飛まつを上げていた。 大きな流れ藻の塊が海を覆い、投入ポイントを狭めていた。夜、周りが見えない状況で 始めていたらえらい目に会っていたに違いない。 今は西の方の山肌に太陽がさしかかろうという時、まさに地合いである。 流れ藻の切れ目を狙えばやれない事はない。迷わず外側でやる事にする。
早速足場のよさそうなテトラを選んで、待望の「mino式カゴ天秤」8号を装着し、 タナを前回同様、2ヒロにとり、コマセを詰め、吹流し2本針(針は金袖8号、ハリス08)にオキアミのSを付け第1投は17:30。風は南西、頬を心地よくかすめていく。 30秒後巻き上げ回収。巻き上げが極めて軽い。まさしく投げ釣りでジェット天秤を ファーストリトリーブで回収するのと同じである。大げさに言えば、おもりが 付いてないないんじゃないかと思うぐらいに軽いのだ。
第2投。コマセを出すべく竿を煽って待つ事数秒、ズボッ。早くも浮きが消しこんだ。 ゆっくり巻き上げると15cmほどのアジ。こんなに早く1尾目が上がるなんて 久しくない事だった。
第3投。数秒後またもや浮きが消し込み、またまたアジゲット。おっ、今日は幸先がいいぞと、急いでコマセを 詰め投入。ところが4投目を境にあたりが遠のいてしまった。とはいえ全く当たらない 訳では無く当たる間隔が空くようになって、拾い釣りの様相になってきた。 浮きは沖へ沖へどんどん流されていく。潮がガンガン動いているのが目に見えて わかるのだが、どうも芳しくない。折角の夕方のゴールデンタイムがもったいない。
途中経過、19:00の段階で最初の勢いは全くなく7尾ほど。 ここで小休止し、今の釣り座が結構足場が不安定なので思いきって右側に20m程移動。 前よりも水際に近くなり、クーラーも置ける場所もあり、釣りやすくなった。
30分程休んでから釣り再開。ここから本日のメインイベントが始まった。第1投から浮きが消しこみ、 休む暇もなく釣れだした。当たりの出る間は多少長いが、一投毎に確実に食ってくる。 1荷で釣れてくることも多かった。群れを止めておく為にピンポイントで投入し、手返しを早くする。
結構フグのあたりも多く仕掛けのロスも多かった。2本針の吹き流し仕掛けを多めに作ってきたので 心配はなかった。
22:30潮どまり。パタと食わなくなった。しかしそれもほんのつかの間、再び食いだし、またまた 1投1釣が始まった。
途中、0:00を過ぎる頃から風向きが南よりから北よりに変わった。向かい風から追い風になった。 釣り座の背後は堤防の壁になるのでほとんど風を感じなくなった。そして風向きが変わって海もベタ凪になった。 と同時に急激に腹がへりだした。あまりの空腹に胃が痛んだ。しかし相変わらず当たり続けていたので 止めるに止めれなかった。
2:00頃にオキアミがなくなった。相変わらず釣れつづけておりここで止める訳に行かないので、 餌を買いにいった。近所のサンデー釣り餌店に行き、付けアミを買った。ここのご主人は昔、良くテレビの 釣り番組で、キャスターをしていた人だった。結構ふけたなと思った。最近の状況を伺うと、前の日まで 大荒れで堤防の外側では竿を出せる状態では無かったということだった。
「お客さんには今日の22:00ぐらいから釣れだすよ、って言ったんです。」
まさにそのとおりだと思った。
「どのあたりでやられてます。ああ、真中より手前のあたり、あのあたりはね、沖からの潮がぶつかるところで 一番いい場所なんですよ。」
なんという偶然、一番いい場所でやってたとは。
「自分ばっかり釣れてて、両隣の人はあんまり釣れてなさそうなんですよ。」
「コマセが良く効いてるんでしょう。ピンポイントで投げてあまり流さずに手返し早くした方がいいですよ。 アジは群れで回遊してるので、ピンポイントでコマセを手返し良く撒くことでその場所を回遊コースに してしまうんです。」
1流し長くインターバルを取ると群れを一ヶ所に止めておくことはできない、分散させてしまう、というわけだ。 なかなか鋭い指摘だと思った。
そんな情報を仕入れ、30分ぐらいの後再び堤防に舞い戻る。少し間が空いたのですぐには食わないだろうと 思ったが、そんなことはない一投目から食ってきた。余程活性高くコマセが効いていたんだろう。
4:30頃睡魔が襲い始め、どうにも耐えられなくなりテトラの上で横になる。噂によると、朝方のマズメ時が 一番型がいいらしい。中には30cmを越えるものも上がるらしい。とはいえこの耐え難き睡魔にはいかんとも し難かった。
30分程うとうとし、目覚めるとあたりはほんのり白んでいて時計は5:00を指していた。これはいかんと サッと飛び起き釣りを再開。
初めてあの有名な勝浦の朝市を覗いてみた
しかしサイズアップの期待とは裏腹に当たる間隔がかなり空くようになってきた。おまけに8号浮きの 反応がズボッではなく、「ピクピク」に変わってきた。その反応に適当にあわせてみたら、案の定、豆アジ だった。豆アジは8号の浮きを消しこむ力はないようだった。サイズアップどころか反対にどんどん 小さくなってしまった。ごくたまに夜のサイズが上がったが、相変わらず豆アジばかリだった。 1尾だけ小さなが
シマアジ
が釣れたが、空揚げようにとキープ。
結局こんな状況が改善されぬまま、豆アジばかりだったので6:00少し前に納竿とした。
納竿後、2時間程仮眠をとり、少しだけ朝市を覗いて活きキンメとカワハギの干物をお土産に 買い、また長い道のりを帰途についた。
かくして外房4度目、勝浦港2度目の釣行は記録更新予想外の大釣りのうちに終わった。 今回は「mino式カゴ天秤」 の性能を試す釣行であったが、期待を裏切らず予想以上の性能を発揮してくれた。カラミに関しては ただの一度きり。巻き上げ時の抵抗に関してはほとんどオモリがついてないんじゃないかと錯覚する 程の軽さであった。
今回の釣行、自分の両隣の釣り人との釣果の差は歴然としていた。それが果たしてこの天秤の効果に よるものかどうかは、比較してみた訳ではないので判断はできない。その差はポイントによるもの かも知れないし、ピンポイント攻撃早い手返しの成果かも知れない。また、08号という細ハリスが 有効だったの かも知れない。しかし、カラミのトラブル、巻上げ時のあの軽さ、プラス何か計り知れないなにか、 そういった効果をもった「mino式カゴ天秤」の有効性は決して否定できるものではないように 思われる。これから病みつきになりそうである。鹿島の海で試せるのはいつのことになるのだろうか。 鹿島のアジ便りが待ち遠しい。
本日の釣果
アジ82尾、シマアジ1尾