釣  行  記

日時2004年5月29日(土)14:30〜5月30日(日)6:00
場所鹿島港 取水口
潮周り若潮
天気晴れ・凪
ターゲットアジ・イシモチ
水温15℃



今年初めての鹿島詣で

五月晴れ、取水口の橋の上

 鹿島の海水温が中々上がらず、今年に入って全て釣行は勝浦へ浮気をしてしまった。ここに来て ようやくNOAAの画像は鹿島灘も黄色に染まるようになり、コンスタントに15℃の等温線が交差するように なってきた。巷の情報もアジ、イシモチのたよりがちらほら聞かれるようになってきた。という訳で今回は 迷わず鹿島取水口をめざした。天気もよさそうだったので、長男も連れて行くことにした。
 春日部の自宅を9:00に出発、取手の実家経由で鹿島には14:30に到着。こんなに早く釣り場に着いたのは 鹿島に通いだしてから初めてのことである。
 釣り場に着いて驚いたことに、橋の上はさぞかし一杯だろうと思ったが、なんと橋のたもとに二組がいるのみ だった。閑散とした橋の真中あたりで、早速トリック仕掛けを投入。タナは2ヒロに設定。するとすぐに 竿先がか細く上下し当たり。一投目から食らいついてきたのは小サバの1荷だった。それを見た長男は大喜び。 釣り針に食らいついてる生きてる魚を見るのは初めてなのだ。それにしても今年は小サバ、カタクチの 情報を良く耳にする。30年くらい前にも鹿島でよくサバっこが釣れたっけ。それ以来の経験だ。
 天気はすこぶるいい。風は多少強いが追い風でほとんど橋の上には影響なし。遠く公共埠頭の方に目をやると すごい砂煙が舞っている。車横付けできるからといってあそこに行かなくて良かった。
 
レジャーシートの上でくつろぐ恐竜博士
   一投目にいきなり釣れたものの、その後はしばらく静かな時間が過ぎていく。長男はすぐ飽きてしまい、橋の ガードレールの下にレジャーマットを敷いて、そこに寝そべって「恐竜図鑑」と「昆虫図鑑」を眺めている。 親父は「mino式カゴ天秤」をくっつけた 吹き流し仕掛けを追加投入して、トリックの竿先と遠投浮きを交互に真剣に見つめている。
 長男のおしゃべり攻撃が始まった。
 「パパァ、ムシキングの中で一番何が好き?」
 「パパァ、恐竜の中で何が一番好き?」
 「パパァ、魚の中で何が一番好き?」
 質問の波状攻撃である。釣りに夢中になっている親父はそのたびに気のない生返事をする。なんとも長閑な 風景ではある。
 この時期、大分日が長くなり、19:00を過ぎてもまだ明るい。予報では日曜日は雨ということだったが、綺麗な 夕焼けが西の空を染めているので、天気予報ははずれであろう。
 この時点での釣果は小サバとカタクチ合わせて17尾。それに吹き流しにきたサッパ1尾。なんとも寂しい 限りである。
 夕闇が迫ってくるとともに三々五々つり人も集まってきた。回りでは誰も焚いていなかったので少々気が引けたが、 夜も暗くなってきたところで発電機に火を入れる。(結局夜通し焚いていたのは自分ひとりだけだった。)
 明かりを灯して(常夜灯が消えていたので水面が明るいのはここだけだった。)劇的な変化を期待したが 多少小サバ、カタクチが掛かり出したかなという程度で、目指すアジの方はさっぱりだった。
 突然、20:00頃吹き流しの浮きが見えなくなった。ゆっくり巻き上げると結構いい引きで上がってきたのは 本日の第1号アジ、23cmであった。地合到来かと思いすぐ再投入するが後が続かなかった。再び静かな時間が 過ぎていく。
 22:00頃になると俄かに小サバ、カタクチが入れ掛かり状態になる。長男は大喜びである。親父が竿を支えてやって 彼は踏み台に載って一生懸命リールを巻く。それの繰り返し。しばらく小魚たちと遊んだら彼は眠くなってきた。 仕方がないので車で一緒に寝ることにする。ところが車へ行ってラゲッジスペースへ2人並んで寝ていると長男は 目が冴えてしまって、眠れなくなってしまった。仕方がないので再び橋の上へ逆戻りである。
 0:00頃まで小魚たちとひとしきり遊んだ後は、6歳の長男も流石に眠くなってきた。橋の上にいるのは 我々以外に1人だけ。再び車へ戻って寝ることにする。
 次に目が覚めたのは2:30頃。長男はぐっすり、起きる気配が無かったので、一人で朝マズメに期待をかける ことにした。発電機の火を灯すと早速小サバとカタクチの絨毯になった。先程の比ではなく凄まじいものだった。 タナを深くしたり、明かりと闇の境を狙ってみたりいろいろ手をつくしてみたものの、小魚達に邪魔されてしまう。 うんざりしながらも我慢に我慢を重ねて、4:30まで粘ってみたがアジの反応は全く無かった。
 今の日の出はすこぶる早く4:00にはすっかり明るくなってしまう。ここは潔く諦めて次なるターゲットを 求めて竿をたたむ事にする。

霧の南浜に昇る太陽
 車の中でぐっすり眠っている長男を起こさないようにそっと荷物をまとめて、南浜へ向かう。
 南浜の壁画に沿って、結構車が並んでいる。堤防の上に上がってしばし偵察。するとまもなく 良型イシモチを釣り上げる人を確認。これはいけるやないかと急いで道具を用意し突堤へ向かう。うねりが多少 あったが濁りも適度に入り、期待が高まる。しかし期待に反し、結局6:00まで1時間ほど粘ったが全く当たりは無く、回りでも 上がってる様子は無かった。幼稚園生を叩き起こして一緒に連れて行ったのだが、眠そうにフラフラしていたので これは危険だと判断し、そこで納竿とした。
 その後、長男同行のお決まりコース、コンロで湯を沸かしカップめんを食べ、海岸でお砂遊びに付き合い、最後の 締めくくり「湯楽々」に寄って汗を流し帰途についた。    
 


 かくして今年初の鹿島詣では全く期待はずれに終わった。少し状況分析すればまず第1に水温が思った程に 上がっていなかったってことだ。というよりもNOAAによれば前日には17℃を軽く越えていたはずであり、 当日の15.5℃はいかに海水温が安定してないかと言うことを示すものだろう。第2に全くのベタ凪、潮もほとんど 動いていなかったって言うこと。こういう条件下ではやはりアジは口を使わないのだろう。経験上、少し荒れ気味の 方がいいような気がする。まあそんなときは、視点を変えベイトフィッシュはふんだんにいるのだからハモノでも 狙って見ればよかったなんて今になって思ったりしている。でも性格上、道具を新しく取り出そうってのが どうも苦手で、いつも後悔ばかりしている。ムシキング戦士の笑顔も見れたことだし、ま、今回は良しとしようでは ないか。次回には水温も安定していることだろう、と期待して。  



本日の釣果
アジ4尾、サッパ1尾、小サバ、カタクチ多数