釣 行 記
日時
2004年9月18日(土)22:00〜9月19日(日)7:00
場所
鹿島港 取水口 波崎漁港
潮周り
中潮
天気
晴れ
ターゲット
アジ
水温
22.5℃
ヒラメゲット、生涯初
朝から大忙しだった。
午前中は子守り。午後は長男を実家に預け、14:00から17:00まで先日お誘いのあった、室内楽の初練習である。 20数年ぶりのブラームスのゼクステットである。(やはりブラームスはええです。) 夢の中をさ迷ったその余韻もつかの間、実家で飯をかきこんで 鹿島の橋の上で竿を出せたのは22:00ジャストだった。
今回、前日のNOAAの画像(水温が22℃)と銚子方面アジ好調とのネット情報などから、鹿島は回避すべきか直前まで非常に気持ちが ぐらついていたのだが、いつの間にか、無意識に『港や』さんにコマセの解凍依頼の電話を入れていた。
そんな訳で否応なく橋の上を目指したのだが、途中、南浜へ立ち寄るも釣り人もまばらで、おまけに うねりが高く釣れてる気配は皆無。また、橋の上に着いてもここも閑散としていて、あまりいい状況では なさそうである。ま、とりあえずは一投と、自販機側の最初の街灯の下に陣取り、発電機を焚いて 1号竿のトリックと2号竿の吹き流しを投入する。
すぐにアタリはきた。吹き流しの浮きが斜めに引き込まれていく。完全にアジとは違うあたり。 糸ふけを取りリールを巻くとものすごい引き込み。これはボラか、サバかと引き込みに耐え巻いてくると まるまると太ったサバだった。計測すると32cm。2ヶ月前に暴れまわっていた、小サバ達(15cm ぐらいだった)はこんなにも成長していた。
その後投げど、待てど、アジは釣れず、サバを7尾キープしたのみで、0:00ちょっと前に場所移動を決意し、竿をたたむ。 あれだけ取水口にこだわるcellozoにしてみればとても珍しいことである。
次に目指したのは波崎港。銚子方面のアジ好調の情報に食指が動いたのである。波崎港到着が0:30。 釣り開始が1:00。発電機を焚いて取水口で使ったトリックと吹き流しをそのまま使用。
回りでは投光器組だけがポツポツアジが上がっているようだった。それを見て気合が入るが一向に アタリがない。明かりを照らしている水面を見るとアジやらイワシやらが時折横切っていく。 それを見て吹き流しを止め、延べ竿を用意し、浮き下2mの一本針でやってみる。コマセを別容器に 少しとり水で薄めてひしゃくでピシャピシャ撒いてみる。オーソドックスな延べ竿釣法である。 それが功を奏したか浮きにあたりがではじめる。しかし、なかなか針掛かりしない。つけえさのオキアミが 大きすぎるのか、フグの仕業なのかわからない。それでも少し経つと小アジが釣れた。だが全く後が続かず。
しばらくそんな状態が続いたあと、2:00頃どこかのご老人が様子を見にくる。
「どうですか。向こうでやってるんだけど全然ダメでねぇ。いくらか上がりますか。」と御老人。
「たまに明かりのところをアジが横切るんだけど中々釣れないっすねえ。」
というと、明かりが当っているあたりを覗き込み、
「おや、ホントだ、アジはいるようだねぇ、ちょっとここでやっていいッスか?」と御老人。
「ええ、どうぞどうぞ」とcellozo。
「ありがとうございます。今竿もってきますから。 (そこを去りつつ)
いや〜、助かったぁ。
」と御老人。
ご老人はどこからか竿とブクつきの活かしバケツを持ってくると、サビキ仕掛けをcellozoの投光器の 真下に投入し竿を小刻みに上下し始めた。
(何もよりによって人の投光器の真下に入れなくてもいいのに)というようなボヤキでも聞こえて 来そうな風景である。
と、まもなくこの御老人、アジを釣り上げた。再投入するとたちまち食ってくる。そして、入れ食いが 始まった。誰が?この御老人がである。その隣で、ポイントが1mと離れないで釣っている、cellozoが 全く釣れず、指を咥えて見ているといういつもの図式が始まった。
「あたしゃ、ヒラメの餌を釣ればいいんだから、20尾釣ったらそっちの応援に入りますよ。ええ、 ホント助かってるんだから。」と御老人。
「そんなぁ、お気遣いなく。」と顔を引きつらすcellozo。
実際に20尾をアッと言う間に釣り上げてしまうと、それ以後はcellozoのクーラーに獲物を入れ始めた。
その間、相変わらずcellozoはポツリポツリ。
そんな様子を見かねてか、一言アドバイスを授けてくれる。
「タナはどうも深いようですよ。あと5割ばかり深くした方がいいかな。竿先を絶えず上下して 誘った方がいいと思いますよ。」
ご老人は遠慮がちに秘策を伝授してくれる。竿先は投光器の真下を上下している。
藁をもすがる思いで御老人のアドバイスに従う。同時にご老人と同じ仕掛けに変えてみる。
魚皮サビキに変更
するとどうだろう、タナと仕掛けを変えた途端である。アジが釣れだした。目から鱗とはこのことだった。 まさに入れ食いだった。
ひとしきり入れ食いを堪能し、東の空が白んでくるとその御老人は隣の堤防に移動するという。彼の狙いは あくまでもヒラメなのだ。
「反対側でやっていた時は、一時はどうなることかと思いましたが、おかげで助かりましたよ。 とてもいい釣りさせてもらいました。はるばる赤羽から来た甲斐がありました。どうもありがとう。 またいつかお会いした時にはまたよろしくお願いします。」
と老人は言って去っていった。
考えてみれば投光器の真下を占拠?されたとはいえ、このご老人が居なかったらおそらく入れ食いは 堪能できなかったろうし、それに、1人で釣りをするより相方が居た方が楽しいわけで、彼が去った後には とても感謝の念一杯の、そしてなんだか寂しい気分のcellozoなのであった。
彼の去った後もしばらくはアジ狙いを続け、太陽が完全に昇りきったところでサビキを終了とした。
さあ、餌もたくさん釣ったことだし、ちょっとだけハモノでも狙ってみようか、という訳で 5号と3号の磯竿の2本用意する。仕掛けはマゴ針付きの市販のもの。餌はもちろんアジの背がけ。
まずは5号の方を7,8m先へ投入。次に3号竿の準備をしてこちらの方は15m程先へ投入。 これで準備完了、後は気長に待つだけだ。その間アジの仕掛けを片付けようかと竿に手をかけた 瞬間であった。
『ガ
タッ!』
なんだ、今の音は。と音がした方を見ると5号竿の竿先が弓なりになっている。
『き
たっ〜』
慌てて竿を持つ。
重い。
次の瞬間一気に下へ突っ込む。
慌ててドラグを緩める。
さらに突っ込み。
ここまでだった。敵の抵抗は意外とあっけなかった。
只、これからが問題だった。あまりにいきなりだったのでタモの用意もしてなかったのだ。
思わず隣の釣り人に声をかけた。快く彼はタモ入れをしてくれ、無事釣り上げることができた。
生涯初ヒラメ41cm
釣り上げた獲物は写真に収め、ダイバーナイフを急所に入れ生け締めしクーラーへ。ところがこんな時に 限って小さなクーラーしか持って来てなかった。既にサバとアジの大部分を占める中へ無理矢理押し込んだ。 もう一枚釣れたらどうしようなどと愚かなことを考えつつ、再びまた静寂の釣りに戻った。
しばらくすると右手の釣り人が竿を満月にしならせてなにやらやりとりしている。ヒラメだった。先ほど自分が 上げたのより方がよさそうだった。cellozoがタモ入れして差し上げた。
さらに。30分程過ぎた頃、左側の2人向こうの釣り人もヒラメを上げていた。釣れるときは 釣れるんである。
波崎港、朝の静寂のひととき
太陽は完全に昇り暑かったが、潮風が心地よく、車に寄りかかっていたら眠くなってきた。 そのままウトウト8:00までやったが当りもなく、そのあたりで納竿とした。
今回のツボ。サビキはトリックではなく、一番安い魚皮サビキ。針は小さめ。
これにコマセをスリスリするのがポイント。コマセカゴは一番下へ詰めるタイプがいいかも。
タナは竿一本。アジはあくまでもタナを深くすべきか。これで次回も決まり!
本日の釣果
アジ41尾、カタクチ16尾
ヒラメ1尾、サバ8尾